上司への質問力を上げたい。
相手が答えやすいように質問できるようになりたい。
質問から価値ある情報を聞き出せるようになりたい。
今回は、このような疑問やお悩みをお持ちの方のための記事です。
- 答えやすい質問とは何か
- 質問力を上げるためにすること
本記事では、上司への質問力を上げたい方向けに、価値のある情報を得る方法について解説しています。
上司に質問し、価値ある情報をもらう場合には、相手の立場にたって相手が答えやすいように質問しなければなりませんよね。
一見、質問する側の方が答える側よりもずっと簡単なように思えますが、実は質問する側にも注意すべき点は沢山あります。
自分の思うままに質問すると、自分が求めていた回答を得られない場合もありますし、ひどい場合は上司からの評価が下がってしまうこともあります。
質問力を上げることは、仕事に携わる上で非常に大切なのです。
これは、団体職員として働く上でももちろん重要です。
質問力が上がると職場での立ち回りも良くなりますので、是非参考にしてみてください。
それでは解説していきます。
答えやすい質問とは
相手から価値のある情報や答えを得るためには、相手の説明能力だけによるわけではなく、実はあなたの質問力が大きく関係しています。
質問には、相手が答えやすい質問もあれば、相手が答えずらい質問もあります。
そして相手に負担を掛けすぎる質問というのも存在します。
では一体、答えやすい質問とは何なのか。
それは、まずできるだけ簡単な質問から入ることです。
そして、徐々に話を広げていきながら深堀り質問していくのです。
例えば、あるプロジェクトの進め方に関する質問をするのであれば、いきなりどのように進めばいいのかなど核心的な質問をされても上司も困ります。
そうではなく、まず全体像を説明した上で、簡単に答えられそうな部分から質問しましょう。
そして必ず、まずあなたの意見を伝えるようにしましょう。
そうすることで、そのあなたの意見をたたき台にできるので上司も質問に答えやすくなります。
質問と回答は投げっぱなしにするものではなく、お互いで築き上げていくものです。
この点を勘違いしないように注意することが大切です。
逆に答えづらい質問というのは、相手の顔色を伺わなければならないような質問です。
例えば「私の欠点や足りない部分は何でしょうか」などです。
例え上司であったとしてこの手の質問は気を使います。
そうではなく「〇〇のケースであれば私の場合、どういった点に注意すればよいでしょうか」の方が上司としてはアドバイスしやすくなります。
このように日常会話における質問一つとっても、相手から価値ある情報を得られるかどうかはあなたの質問力が大きく関係してくるのです。
質問前に準備すべきこと
- 質問の目的を把握する。
- 質問する相手は適切か。
- 質問するタイミングは適切か。
- 質問内容に間違いはないか。
質問する前に準備しておくことは全部で4つあります。
この4つのことをしっかりと準備しておくことで質問力は上がります。
質問の目的を把握
まず、質問の目的をきっちりと把握しておくことが大切です。
なぜならば、質問の目的によってその質問方法も変わってくるからです。
例えば、あなたが上司に「将来の仕事のためにどんな勉強をしておけばいいですか」と質問したとします。この手の質問は日常会話でもよくある会話ですよね。
しかし、このような単純な質問でも上司からすると、あなたがいつ、どんな仕事に携わりたいと思っているかによって答えは大きく変わってくるのです。
つまり、質問の目的をもっと明確に把握しておく必要があるということです。
あなたは「将来の仕事」という漠然として言葉を使いましたが、本来はいつ、そしてどこの部署で、どんな仕事に携わっていきたいとしたら、と質問の目的をもっと具体化するべきです。
質問の目的が明確に把握できていれば、後は上司が答えやすいように簡単な質問からはじめ、徐々に深堀り質問していけばよいのです。
質問する相手は適切か
質問する相手を間違えると、欲しい情報を得ることはできません。
当たり前のことですが、この当たり前のことができてない人が非常に多いです。
質問しやすいからと言って一番身近な先輩に質問していませんか。
忙しそうにしているからといって、質問内容と関係のない人に相談していませんか。
あなたが質問するべき人は、その分野に詳しい人である必要があります。
誰かに質問し、価値のある情報を得ようとすれば、かならずその情報を持っている人に質問しなければなりません。
そうしなければ折角の質問がまったく意味のないものになってしまいます。
それはあなたにとっても、質問された側の人にとってもです。
もしあなたが、そもそも誰に質問するべきか分からない場合があったとします。
その場合は自分の悩みや疑問点を説明し、誰に質問すればいいのか聞きましょう。
これは街なかで道を聞いた場合、交番の場所を教えてくれる感じに似ています。
遠回りのようですが、着実に一つ一つ求める答えに近づいていきましょう。
質問するタイミング
質問をするには、そのタイミングが重要です。
上司が今どんな状況なのか、そして忙しいのかを見極める必要があります。
相手の時間に余裕がない時は、求める答えが返ってこない可能性は高くなります。
むしろ答えも返ってこず、あなたに対する印象さえも悪くなってしまうかもしれません。
相手の置かれた状況に配慮することは大切です。
質問内容の確認
どのような質問をするかで、相手の答え方や答えやすさも変わってきます。
理想は、できるだけ相手に負担をかけないように質問することです。
ですから、質問者側の顔色や気持ちを考えなくてはならないような質問は、なるべく避けたほうが無難です。
コツは、事前に質問の順序や聞きたいことをまとめておくことです。
上司に質問するときはこれが有効です。
漠然とした質問を投げかけるのではなく、質問の目的から質問すべき事柄をしっかりと導いて上司に質問しましょう。
そして、必ず質問内容を確認してください。
上司の時間は有限で、もちろんあなただけのものではありません。
転職活動中の方へ
転職活動は準備が重要です。
そして転職活動ができる環境づくりが大切です。
以下の記事には、団体職員になるにあたって、転職活動する前に準備するべき4つのことについて解説しています。団体職員に転職したい方は、是非ご覧ください。
» 団体職員になる!転職活動する前に準備するべき4つのこと。
転職活動はいかに準備しておき、タイミングを逃さないかがカギになります。
気になる求人が出れば、すぐ動けるように準備しておきましょう。
団体職員年収例の比較とまとめ
団体職員の年収例については、以下にまとめています。
民間給与との比較や具体的な年収例の一覧をまとめいますのでご覧ください。
まとめ
今回の記事は上司への質問力を上げたい方向けに、価値のある情報を得る方法について解説しました。
- 答えやすい質問とは
- 簡単な質問から深堀り質問していく
- 質問前に準備すべきこと
- 質問の目的を把握
- 質問する相手は適切か
- 質問するタイミング
- 質問内容の確認
どんな価値のある回答が返ってくるかは、あなたの質問力にかかっています。
質問の目的やタイミングが間違っていれば、どんなに博識な上司でもあなたが本来欲しかった回答は得られることができないでしょう。
それぐらい質問力は重要です。
しかし、本記事で説明したように質問力を上げるのに特別難しい知識は必要ありません。
普段の質問を少し工夫して上げて、相手の状況を見極めるだけで向上します。
誰でも今日から始められることなので、是非試してみてください。
それではまたの記事で。