仕事で成長したい気持ちはあるがうまくいかない。
現状の仕事から一歩前に出るのが怖い。
その解決策を知りたい。
今回は、このような疑問やお悩みをお持ちの方のための記事です。
- 団体職員の成長を止めている原因
- 解決策
本記事では、団体職員の成長を止めている原因とその解決策について解説しています。
仕事を通して成長したいと思う人は多いと思いますが、その思いと実際の行動がリンクしていない人もまた非常に多いです。
これは団体職員も同じです。むしろ、基本的にノルマを課される機会が少ない団体職員においては、そのような傾向が強いと言えるかましれません。
少なくとも私の実体験の中では、そのように思うことが非常に多いです。
では一体なぜ、団体職員の成長は止まりがちなのか。
本記事では、その原因と解決策について紐解いていきたいと思います。
それでは解説していきます。
成長を止めている原因
現状維持の思考
このままでいい。
今のままで十分だ。
新しいことをすると仕事が増えてしまう。
こういった思考は成長を止めてしまいます。
団体職員の方で、このようなことを考えている人も多いはずです。
それはなぜなのか。
例えば、一度はじまったプロジェクトやその仕組みを中止したり変えることは非常に困難であったりします。団体職ではこの傾向が特に強いです。
この点が、現状維持の思考にしてしまう原因の一つです。
もう一点は、報酬の問題です。例えばその企画やプロジェクトがどんなに素晴らしいものであったとしても、その担当者の給料や賞与が増えることはまずありません。
役職が上がる可能性もありますが、基本的には年功序列です。
10年先の先輩を追い抜くことはまずありません。
このように考えると、現状維持でいいのではないかと思えてくるのです。
変化を恐れる
変化もまた、成長に大きく関係します。
変化するということは、新しいことに取り組むということです。
新しいことを経験すると、人は成長します。
この変化を恐れ、変化しない環境で働き続けると成長は止まってしまいます。
前述で説明したように団体職員には、新しい仕事を始めるのを嫌う人が多く存在します。
これが成長を止めている大きな原因です。
そしてもう一点、団体職員の多くはジョブローテーションがあまりされないことです。
一度、その仕事の担当者になるとずっと担当する場合が多いです。
むしろ、仕事を抱えてブラックボックス化を好む職員もいたりします。
こういった、仕事の体制自体が成長しずらくしている場合も多いにあるのです。
今より未来の不安
変化しようとすると、必ず未来を不安視してしまいます。
今より良くなることを想像するわけですが、どうしてもネガティブな今より悪くなってしまったらどうしようと悪い未来を想像しがちです。
そうなると現状維持でいいかと思えてきます。
そしてある種、自分にこのままでもいいはずと言い聞かせている部分もあるのです。
このように変化と不安を結びつけることで、行動が起こせなくなり、結果的に、成長しずらい環境を自分自身が作ってしまっています。
団体職員の人で、このような思考になっている人は多いと思います。
解決策
考え方を整理する
自分の考え方を整理し、客観視することは大切です。
変化することのメリット、デメリットを考え、行動に移せる体制を整えましょう。
団体職員という職業柄、変化することに対する対価だけを考えると非常に行動に移しづらくなるのは非常に理解できます。
しかし、行動することで自分の成長もそうですが、他にも得られることや変えられることは多くあるはずです。
そのような、変化によって得られることを今一度考えてみることです。
そして、そのメリット・デメリットを冷静に確認してみましょう。
そうすることによって、あなたの考え方にも変化が起こるはずです。
環境を変える
環境自体を変えてしまうのも一つの手です。
職場を変えれば、もちろん全てが新しくなるため学ぶことも多くなるでしょう。
しかし、現実的に考えて職場を変えることは難しいと思います。
まして、自分が成長したいからという理由だけで転職する人は稀です。
多くの場合、給料や人間関係など他の問題があっての転職です。
ではどのように環境を変えればいいのか。
それは、部署移動の希望を出してみることです。
先程、団体職員でジョブローテーションはなかなかないと説明しましたが、希望を出せば通る可能性も十分あり得ます。
しかし、これについても出しづらいという人が大半ではないかと思います。
他の部署や仲間との関係が崩れてしまうのではないかと。
正直私も、異動届は出しづらいですし、出してまで環境を変えようとは思いません。
ですからその気持は非常に分かります、そのためにもっと簡単な方法をお教えします。
それは、人の仕事を手伝うことです。
言い換えると仕事を自分で見つけてくるとも言えるでしょう。
そうやって自分から仕事を取ってくるのです。
そうすることで、相手からも手伝ってくれることに対して感謝してくれ、なおかつあなたの仕事の幅も増え成長に繋がるようになります。
メンタルを高める
変化を怖がらないこともまた重要です。
そのためには、メンタルを鍛える必要があります。
メンタルが高くなると、前向きな気持で新しい仕事にも取りかかれます。
そしてストレスにも強くなります。
完璧な人などいません。
まずは自分がどんな性格なのかを把握し、完璧な人がいないことを理解しましょう。
そうすることで、気持ちも楽になるはずです。
転職活動中の方へ
転職活動は準備が重要です。
そして転職活動ができる環境づくりが大切です。
以下の記事には、団体職員になるにあたって、転職活動する前に準備するべき4つのことについて解説しています。団体職員に転職したい方は、是非ご覧ください。
» 団体職員になる!転職活動する前に準備するべき4つのこと。
転職活動はいかに準備しておき、タイミングを逃さないかがカギになります。
気になる求人が出れば、すぐ動けるように準備しておきましょう。
団体職員年収例の比較とまとめ
団体職員の年収例については、以下にまとめています。
民間給与との比較や具体的な年収例の一覧をまとめいますのでご覧ください。
まとめ
今回の記事は、団体職員の成長を止めている原因とその解決策について解説しました。
- 成長を止めている原因
- 現状維持の思考
- 変化を恐れる
- 今より未来の不安
- 解決策
- 考え方を整理する
- 環境を変える
- メンタルを高める
自分自身と照らし合わせた人も多いのではないかと思います。
変化を恐れ、現状維持を好んでいる、そういった人は非常に多いと思います。
仕事が増えることは誰だって嫌なはずです。
そこに何かしらの対価がなければ行動に移しづらいことも理解できます。
しかし、成長するという側面で考えると変化は必要です。
仕事がどんどん増えないように、仕事を振ったり任せる必要も出てきます。
団体職員として成長するかしないかは、あなたの考え方一つで大きく変わるのです。
それではまたの記事で。