やはり問題ないことを伝えるべきなのか。
条件を付けてYESと答えるなど、駆け引きはするべきではないのか。
回答例や回答のポイントが知りたい。
NG回答や注意点も知りたい。
今回は、このような疑問やお悩みをお持ちの方のための記事です。
- 質問の意図
- 回答例
- 回答のポイント
- NG回答と注意点
本記事では、団体職員採用試験の面接で質問される「支所への異動の可能性もありますが大丈夫ですか?」の回答方法について解説しています。
団体職員に大きく分けて2つの種類があります。
1つは、所在地が一箇所のみの場合の法人。
そしてもう一つは、所在地が複数存在する法人です。
無論、所在地が一箇所だけの場合は、異動も転勤もありません。
しかし、所在地が複数存在する場合はその可能性があります。
もし所在地が複数存在する場合、この手の質問をされることは非常に多いです。
必ず事前対策しておくことをおすすめします。
団体職員採用試験に合格するためには、コツがあります。
面接で失敗したくない方は、是非参考にしてみてください。
それでは解説していきます。
面接官からの質問
- 支所への異動の可能性もありますが大丈夫ですか
- 勤務場所が変わる可能性もありますが大丈夫ですか
- 転勤する可能性もありますが大丈夫ですか。
人事の本音、質問意図
- 柔軟性があるか確認したい。
- 適応力があるか確認したい。
- 当法人への志望度合いを知りたい。
- マッチング度合いを確認したい。
回答例
はい、全く問題ありません。
支所への異動など勤務場所が変わることは、働く上で当たり前のことだと思っています。
御法人に支所があることは求人票から事前に知っていましたので、家族にも相談し既に理解も得られています。
自分を成長させてくれるきっかけの多くは、まだ経験のないことや知らないことと出会った時に生まれるものだと考えています。もし、異動になることがあっても成長のチャンスだと前向きに捉えて、業務に取り組んでいきたいと考えています。
回答のポイント
- 異動に問題ない姿勢を見せる。
- 家族にも理解を得ていること。
- 例え異動になっても成長できること。
異動に問題ない姿勢
異動に問題ない姿勢を見せることが重要です。
求人票の情報から、全国に支所があったり転勤の可能性があると明記されている場合、面接官は転勤可能な人材を採用したいと考えていることがほとんどです。
そのため、基本的には異動に問題ない姿勢を見せる必要があります。
異動がはできないが、是非働きたいという人も多数いると思います。
気持ちはものすごく理解できますが、残念ながら採用される可能性は低くなるのが現実です。
家族からの理解
「異動は問題ありません」
「異動は問題ありまえん、家族からも理解を得られています」
もし、あなたが面接官ならどちらの回答の方が信じられますか。
家族からの理解を得られていることは、異動が問題ないという大きな根拠になります。
面接官は、話に信憑性があるのか、その場しのぎの回答でないか見極めようとします。
異動に問題がないのであれば、その根拠となる理由を必ず説明するようにしましょう。
成長できること
柔軟性があって適応力がある。
面接官はそんな人材を採用したいと考えています。
なぜならば、そのような資質がなければ成長し続けてくれるのか不安に思うからです。
組織に属していると、自分の意向とは違う環境で働かざるを得ない場合もあります。
そんな場合でも、前向きな姿勢で物事を捉えられる人に面接官は魅力を感じるのです。
NG回答と注意点
- 大丈夫な根拠や理由を説明しない。
- 条件付きで問題ないという。
- 選考に影響するかどうか確認する。
大丈夫な根拠を説明しない
もし支所への異動や転勤が可能ならば、必ずその根拠となる理由を説明しましょう。
その根拠となる理由がなければ、話の内容に信憑性が欠けてしまいます。
せっかく問題ないと伝えているのに、その気持が伝わってなければもったいないです。
「家族からも了解を得ている」、「親も転勤族で環境の変化には慣れている」、「もともと転勤のある仕事に憧れていた」など面接官が納得できる理由であれば問題ありません。
必ずその根拠を説明し、面接官が納得できるように説明することを心掛けてください。
条件を付けて交渉する
条件付きで異動に問題ないことを交渉することは、基本的におすすめできません。
例えば全国に支所がある団体で、「関東圏内であれば異動可能です」とか「関西圏内であれば異動可能です」のようにです。
面接官からすると、だったらうちの団体よりも他の団体の方が良いのではと思います。
これは将来の離職されてしまう可能性や、揉める可能性へのリスクヘッジです。
団体職員採用試験の倍率はかなり高いです。
採用する側は、基本的に選び放題で非常に有利なケースな場合が多いです。
あなた以外にも、採用候補者が多く存在していることを忘れてはいけません。
選考に影響するか確認
選考に影響するかどうか確認することは控えましょう。
この質問をするということは、本音で喋るかどうか迷っていることがバレてしまいます。
そして、おそらく本音では異動したくないと思っているだろうと思われてしまいます。
面接官からすると「内定辞退」や「早期退職」はされたくありません。
しかし、この質問をされるとどうしてもそれらを想像してしまいます。
そもそも面接官はあなたからネガティブな回答を求めてはいません。
あくまで、どんな状況でも前向に仕事に取り組め、成長してくれる人材を求めています。
合否への影響が気になるのは分かりますが、面接の場でこの手の質問をするのは控えましょう。
転職活動中の方へ
転職活動は準備が重要です。
そして転職活動ができる環境づくりが大切です。
以下の記事には、団体職員になるにあたって、転職活動する前に準備するべき4つのことについて解説しています。団体職員に転職したい方は、是非ご覧ください。
» 団体職員になる!転職活動する前に準備するべき4つのこと。
転職活動はいかに準備しておき、タイミングを逃さないかがカギになります。
気になる求人が出れば、すぐ動けるように準備しておきましょう。
団体職員年収例の比較とまとめ
団体職員の年収例については、以下にまとめています。
民間給与との比較や具体的な年収例の一覧をまとめいますのでご覧ください。
まとめ
今回の記事は「支所への異動の可能性もありますが大丈夫ですか?」の回答例について解説しました。
- 人事の本音、質問意図
- 柔軟性の確認
- 適応力の確認
- 志望度合いの確認
- マッチング度合いの確認
- 回答のポイント
- 異動に問題ない姿勢
- 家族にも理解を得ている
- 例え異動になっても成長できる
- NG回答と注意点
- 大丈夫な根拠や理由を説明しない
- 条件付きで問題ないという
- 選考に影響するかどうか確認する
面接において「支所への異動の可能性」を質問された時点で、異動可能な人を採用しようとしているのだと考えましょう。
組織に属する中で、同僚や上司もその異動の可能性を踏まえて働いている中、新人のあなただけが異動したくない、異動できないでは居場所をつくり辛いですよね。
面接官はそういったことも考えて、当法人でないほうが良いのではと判断を下します。
要するにお互い条件がマッチしないよねということです。
面接官がどんな人材を採用したいと考えているのかを想像することは非常に重要です。
団体職員採用試験には、内定をもらうための特有なコツがあります。
その他にも、採用試験対策をこちらにまとめていますので合わせて参考にしてみてください。
それではまたの記事で。