弱みをはっきり伝えていいものなのか。
そもそも課題や弱みはどうやって探せばいいのか。
回答のポイントが知りたい。
NG回答や注意点も知りたい。
今回は、このような疑問やお悩みをお持ちの方のための記事です。
- 質問の意図
- 回答例
- 課題や弱みの見つけ
- 回答のポイント
- NG回答と注意点
本記事では、団体職員採用試験の面接で質問される「当協会の課題や弱みは何だと思いますか?」の回答方法について解説しています。
この質問、苦手だなあと思っている人多いのではないでしょうか。
実は私もこの質問すごく苦手で、当時は聞いて欲しくない質問ランキングの上位でした。
まず応募先団体の課題や弱みって何だろう、、、ですよね。
でも、そんな苦手意識が強い質問ですがちゃんと回答方法はあります。
実際、私も無事に団体職員として採用されています。
ここでは、その質問を乗り越えるためのポイントについて情報共有したいと思います。
団体職員採用試験に合格するためには、コツがあります。
面接で失敗したくない方は、是非参考にしてみてください。
それでは解説していきます。
面接官からの質問
- 当協会の課題や弱みは何だと思いますか。
- 当会の弱点について意見を聞かせてください。
- 当団体の課題についてどのようにお考えですか。
- 当協会の改善点についてあなたの意見を教えてください。
人事の本音、質問意図
- 当協会や業界をどのくらい理解しているか。
- 事前にどのくらい企業研究できているか。
- 課題発見力と提案力を確認したい。
回答例
私は、当協会の存在自体がまだあまり認知されていないことが課題だと考えます。
当協会では、〇〇の活動を持って△△の分野に社会貢献していると認識しています。
そしてその活動の一部として、△△に関する情報提供や相談窓口としての役割も担っているのだと思います。
しかし世の中には、△△の分野で問題を抱え困っていてもどこから情報を得ればいいのか、どこに相談をすればいいのか分からない人がまだまだ沢山います。
もし当協会の存在がもっと知れ渡れば、そのような方々の問題や不安を今以上に解消できるのではないかと私は考えます。
課題や弱みの見つけ方
- 業界の調査。
- 同業者に聞く。
- ニュースや時事問題から見つける。
- 募集要項から予測する。
課題や弱みをどう見つければいいのか。
これが一番難しい点ですよね。
回答例では、認識されていないこと自体を課題としましたが、切り口はいくらでもあります。
それぞれ見ていきましょう。
業界の調査
一番無難なのは、業界の調査でしょう。
業界を調査すると必ず今旬の問題が知れます。
その問題に対して、応募先の団体がどのような対応策を取っているのか。
そこを調べると良いです。
調べ方は協会ホームページを確認すると分かり場合が多いです。
どこの部分を見ればよいかというと「新着ニュース」や「トピックス」の箇所です。
この部分には、直近の出来事について情報提供がなされています。
どんな情報が新しくアップされているのか確認することで、そこから課題を見つけられます。
同業者に聞く
その他、もし同業者に知り合いがいればその人に直接質問するのも有効です。
現場の生の声が聞けるので、話に具体性があります。
例えばその情報を元に、課題や弱みを考えると、以下のような回答もできます。
「〇〇な問題点も考えられるため、△△の準備する必要性も感じられます」
ただし現場の声は、話が生生しすぎる可能性もあるので表現方法は十分注意しましょう。
時事問題から見つける
ニュースなどの時事問題と応募先の団体を絡めて課題を発見する方法もあります。
例えば、環境問題が今後より深刻になるという報道と絡める。
少子高齢化問題と絡める。
水不足と絡める。
世の中の大きな課題トレンドと問題を絡めることで、より話に具体性を持たせることができます。
そこをヒントに考えると、やるべき課題は提案しやすくなります。
募集要項から推測
募集要項から課題を推測することも可能です。
募集要項には、今後の指針や今解決したい問題に関するヒントが書かれています。
見る箇所は「仕事内容」と「求めている人材」です。
この2箇所を見ればどんな課題をどんな人で解決しようとしているのかが分かります。
そこからどんな課題を持っているのか考え、回答することもできます。
理想は、募集要項をヒントに業界を調査し、課題を見つけていく方がより確実です。
回答のポイント
- 企業研究を怠らない。
- 謙虚であること。
回答のポイントは2つだけです。
まず1つ目は、企業研究することです。
必ず企業研究を行った上で回答するようにしましょう。
あやふやな情報では、自信を持った発言がしずらくなります。
自信がない発言があると、面接官はすぐその様子をキャッチします。
そして、企業研究してこなかったんだとなと思われてしまいます。
2つ目は、謙虚であることです。
あくまで提案させていただいているという気持ちを忘れないことです。
間違えても上から目線で回答しないようにしましょう。
例えば「あくまで個人的な見解になりますが、〇〇だと考えます。」
回答には自信を持つ必要がありますが、あくまで個人的な見解としての提案になります。
この点を勘違いしないようにすることが大切です。
NG回答と注意点
- 課題がない
- 自分の意見を提案しない
絶対に避けたいNG回答は「課題がない」です。
この回答をすると「問題点を見つけること自体を放棄している」と面接官に思われます。
そして会話にもなりません。
また、自分の意見を伝えたり、提案しないのも注意するべきです。
基本的には、そこに問題があればそれを解決する策を考える必要があります。
問題点や課題点を見つけるだけでは、高評価に繋がりずらいです。
面接官から高評価を得る人は、課題点を見つけるだけでなくその改善策を提案できる人材です。
そして、実際にその改善策に対して実行できる人材です。
面接では、そのような点に可能性が感じられる人が評価されるのです。
転職活動中の方へ
転職活動は準備が重要です。
そして転職活動ができる環境づくりが大切です。
以下の記事には、団体職員になるにあたって、転職活動する前に準備するべき4つのことについて解説しています。団体職員に転職したい方は、是非ご覧ください。
» 団体職員になる!転職活動する前に準備するべき4つのこと。
転職活動はいかに準備しておき、タイミングを逃さないかがカギになります。
気になる求人が出れば、すぐ動けるように準備しておきましょう。
まとめ
今回の記事は「当協会の課題や弱みは何だと思いますか?」の回答例について解説しました。
- 人事の本音、質問意図
- 当協会や業界の理解度の確認
- 企業研究度合いの確認
- 課題発見力と提案力の確認
- 課題や弱みの見つけ方
- 業界調査
- 同業者への質問
- 時事問題から見つける
- 募集要項から推測
- 回答のポイント
- 企業研究を怠らない
- 謙虚であること
- NG回答と注意点
- 課題がない
- 自分の意見を提案しない
この記事を読むことで課題や弱みの見つけ方は理解していただけたかと思います。
絶対にやってはいけないのが「課題はありません」と伝えてしまうことです。
これは絶対に避けましょう。
そして、回答はあくまで提案です。
それがどんに優れた提案で的を得ていたとしても、謙虚である必要があります。
団体職員採用試験では、人柄もかなり重要視されます。
どんなに優秀な人材であっても、横柄な人は避けられてしまいます。
いくら優秀でも一緒に働きたいとは思えない。
そう面接官から少しでも思われたらお終いです。
そのように思われないためにも、本記事は参考にしていただければと思います。
団体職員採用試験には、内定をもらうための特有なコツがあります。
その他にも、採用試験対策をこちらにまとめていますので合わせて参考にしてみてください。
それではまたの記事で。