面接対策|一身上の都合による退職の詳細とは何?の回答例

採用試験対策

面接官を納得させる説明の仕方はないものか。
回答例や回答のポイントが知りたい。
NG回答や注意点も知りたい。

今回は、このような疑問やお悩みをお持ちの方のための記事です。

この記事で分かること
  • 質問の意図
  • 回答例
  • 回答のポイント
  • NG回答と注意点

本記事では、団体職員採用試験の面接で質問される「退職理由が一身上の都合による退職となっていますが、その詳細について教えていただけますか?」の回答方法について解説しています。

基本的に年齢が増すにつれて、その転職理由はより重要になってきます。

例えば、新卒で勤めて1年後に退職した場合「まあ若いからそういうこともあるか」で済まされることもありますが、30歳過ぎて1年で退職したとなると「この人を採用しても大丈夫かな、またすぐに辞めてしまわないかな」と身構えられてしまいます。

説明の仕方次第では、マイナスな印象ばかりが目立ってしまう可能性もあります。
ここではそうならないためのポイントについて解説し、情報を共有したいと思います。

団体職員採用試験に合格するためには、コツがあります。
面接で失敗したくない方は、是非参考にしてみてください。

それでは解説していきます。

面接官からの質問

  • 退職理由が一身上の都合による退職となっていますが、その詳細について教えていただけますか?
  • 退職理由である一身上の都合について、もう少し詳しく教えてください。
  • 自己都合による退職となっていますが、その詳細について教えてください。

人事の本音、質問意図

  • すぐに辞めてしまわないか。
  • 人柄を知りたい。
  • 自法人とマッチしているか。

回答例

正直に申し上げると、このまま職場の上司と一緒に仕事をしていくことが難しいと感じたため、前職を退職しました。具体的には、仕事の進め方に大きな違いがあり、その差を埋めることができませんでした。

私はできるだけ合理的、効率的に働くことに重きをおいてきたのですが、前職ではそういった働き方ではなく恒常的に残業が行われる環境でした。残業をすると収入的には増えますが、実際には無駄が多く、本来はやらなくてもよいはずの仕事に時間を掛けているの実態でした。

2年で辞めたことについては、私の辛抱が足りなかった部分もあったと思います。上司には何度か業務改善を提案したこともありましたが、今となってはもっと他のやり方や提案の仕方があったのかもしれないと反省もしています。

ただ、決断したなら行動は早い方が良い思い、この度、退職を決意した次第であります。

回答のポイント

  • 嘘をつかない
  • 前向きな回答
  • 自分の非も認める

嘘をつかない

嘘は基本的にバレます。
そして、一度嘘を付くとまたその嘘に嘘を付くことになるので疲れます。

面接に良い印象を与えなくてはと思う気持ちは分かりますが、嘘の退職理由を作ることはおすすめすることはできません。

仮に嘘の退職理由で採用されたとしても、配属先や仕事内容でミスマッチを起こしてしまう可能性もあります。そうなると、あなた自身にとっても結果損になります。

転職活動をする以上何かしら不満があることは面接官も理解しています。
嘘をつかず、オブラートに包んだ上で正直な理由を答えることが大切です。

前向きな回答

退職理由はどうしてもネガティブになりがちです。
ネガティブなその退職理由は、必ずポジティブなものに変換して伝えましょう。

回答例では、上司との折り合いが悪かったというネガティブな要素から、効率的に働くことをアピールすることでポジティブな要素に変換しています。

ネガティブな退職理由をポジティブに変換するコツは以下の記事を参考にしてみてください。
回答例を一覧にしていますので、自分のケースに当てはめやすいと思います。

自分の非も認める

自分の非を認めることは非常に重要です。
逆に、面接で言い訳をすることはご法度です。

ミスや失敗は誰にでもあるものです。
問題はそのミスや失敗を認め、どう対処していくかです。
そして、同じ誤ちを侵さないようにすることこそが大切なのです。

特に団体職員採用試験では、素直さが重要視されます。
言い訳ばかりして、人のせいにするような人は、まず採用されることはありません。

NG回答と注意点

  • 感情的な回答
  • 誹謗中傷な回答
  • 言い訳をする

感情的な回答

パワハラやセクハラなど会社側に明らかな非があって退職した場合は、事実をありのままに話しても基本的には問題ありません。

しかし、感情的に話すことはNGです。
論理的に落ち着いて退職するにいたった理由を説明しましょう。

また、人間関係の悪化が原因で退職することになった場合も同様で、一方的に話続けるのではなく、途中で面接官から深堀り質問ができるぐらいの間合いで説明するようにしましょう。

感情的な説明は、コミュニケーションが円滑にとりずらい人という印象を与えかねません。
例え記憶が蘇って怒りが込み上げてこようとも、冷静さを忘れないことが大切です。

誹謗中傷な回答

以前の職場や上司の誹謗中傷は絶対にNGです。
もし入職したとしても、同じように誹謗中傷を言う恐れがあると判断されてしまします。

内容によっては、応募者のわがままとして片付けられる可能性もあります。

怒りや不満をいかにしてオブラートに包んで伝えられるか。
これは面接はもちろん、実務でも使うべき重要なテクニックの一つなのです。

面接官はちょっとした言い回しや表現の仕方に敏感です。
NGワードや伝えるべきではない言い回しなどは、事前に把握しておく必要があります。

言い訳する

前述でも説明しましたが、言い訳は絶対にNGです。
自分の非は認めてください。

過去の誤ちやミスは認め、その経験をどう活かしていくかを伝えましょう。
面接官は未来のあなたの活躍っぷりを想像します。

言い訳ばかりする人が、周りの人と協力して円滑に働けるとは想像しずらいです。
面接官の立場になって考えてみると、言葉一つ一つがより重く感じられると思います。

転職活動中の方へ

転職活動は準備が重要です。
そして転職活動ができる環境づくりが大切です。

以下の記事には、団体職員になるにあたって、転職活動する前に準備するべき4つのことについて解説しています。団体職員に転職したい方は、是非ご覧ください。

» 団体職員になる!転職活動する前に準備するべき4つのこと。

転職活動はいかに準備しておき、タイミングを逃さないかがカギになります。
気になる求人が出れば、すぐ動けるように準備しておきましょう。

団体職員年収例の比較とまとめ

団体職員の年収例については、以下にまとめています。
民間給与との比較や具体的な年収例の一覧をまとめいますのでご覧ください。

» 団体職員の平均年収について!業種別に徹底比較まとめ!

まとめ

今回の記事は「退職理由が一身上の都合による退職となっていますが、その詳細について教えていただけますか?」の回答例について解説しました。

記事のまとめ
  • 人事の本音、質問意図
    • すぐに辞めてしまわないか
    • 人柄を知りたい
    • 自法人とマッチしているか
  • 回答のポイント
    • 嘘をつかない
    • 前向きな回答
    • 自分の非も認める
  • NG回答と注意点
    • 感情的な回答
    • 誹謗中傷な回答
    • 言い訳をする

嘘をつかず、いかにオブラートに包んで説明できるかがこの質問では重要です。
そして、言い訳せず自分の非を認めた上で、前向きな回答をしましょう。

団体職員として働くには「素直さ」はアピールポイントの一つとして有効です。
ミスはミスで認め、自分の足りなかった部分をどう補っていくかが重要です。

面接では、そんなあなたの一面を見極めようとしています。

団体職員採用試験には、内定をもらうための特有なコツがあります。
その他にも、採用試験対策をこちらにまとめていますので合わせて参考にしてみてください。

それではまたの記事で。

団体職員の募集が多い求人サイト

求人情報」では、団体職員に特化した求人情報をまとめていますのでご活用ください。

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