どんな場合にこのような質問をされるのか。
回答例や回答のポイントが知りたい。
NG回答や注意点も知りたい。
今回は、このような疑問やお悩みをお持ちの方のための記事です。
- 質問の意図
- 回答例
- 回答のポイント
- NG回答と注意点
本記事では、団体職員採用試験の面接で質問される「当法人の応募条件を満たしていませんが、どのようにお考えですか?」の回答方法について解説しています。
いきなりこの質問をされると少し驚くかもしれませんよね。
だって面接に呼んでますよね。と。
本当にその応募条件をクリアしていなければ採用されないのなら、そもそも面接に呼ばないはずですから。
では、面接官の質問意図はいったい何で、どんな回答を求めているのか。
ここでは、そのようなポイントについて情報を共有したいと思います。
団体職員採用試験に合格するためには、コツがあります。
面接で失敗したくない方は、是非参考にしてみてください。
それでは解説していきます。
面接官からの質問
- 当法人の応募条件を満たしていませんが。
- 当法人が求める応募要件に足りていませんが
- 当法人が求める応募資格を満たしていないようですが、どのようにお考えですか。
人事の本音、質問意図
- 許容範囲内ではあるため面接まで進んでもらった。
- 足りていない部分に対する具体的な計画を聞きたい。
- 当法人で働きたいという意欲や将来性を知りたい。
回答例
確かに今回の応募条件には日商簿記2級の資格保有者と記載されていました。
私は現時点では3級までしか保有していません。
しかし現在、2級取得を目指して勉強中であります。
このペースで勉強を続けると2ヶ月後には取得できると考えています。
また、私は前職で実務経験が2年あります。
実務では〇〇や〇〇といった業務にも携わっていたため、御法人でもこの経験を活かせるのではないかと考えています。
そして、資格取得をゴールとするのでなく、日々勉強を重ね自分自身のアップデートを怠らないよう仕事に励みたいと思っています。
回答のポイント
- 面接官を安心させる
- 今後の計画を伝える
面接官を安心させる
この質問をした面接官は、少なからずあなたを不安視しています。
それは例えば、〇〇の資格取得していない、2級ではなく3級までしか取得していない、資格は持っているが実務経験がないなどです。
この質問の回答ポイントは、とにかく面接官を安心させることです。
私を採用しても問題ありませんよ、必ず活躍できる人材になりますよといった安心材料を面接官は欲しています。
今後の計画を伝える
面接官を安心させるためには、具体的なあなたの計画を伝えることです。
今現在、資格取得に向けて勉強していること、そしていつまでに資格取得できる予定なのかについて明確に堂々と面接官に説明しましょう。
そして、資格取得をゴールとせず、日々勉強し続けることもアピールすると良いです。
特に団体事務職の仕事は、ルーチンワークになりがちです。
残念ながら言われたことやいつも決まった仕事しかしない職員も存在します。
そのため、自主的に成長し続ける仕事への意欲がある人が好まれます。
そういった成長し活躍し続ける人材であることをアピールすることが大切です。
NG回答と注意点
- 開き直った回答
- あいまいな回答
- 言い訳をする
開き直った回答
開き直った回答は、面接官の気持ちを不快にしてしまう恐れが強いです。
例えば「応募条件に満たしてなくても面接に呼んだのはそちらですよね。」といったことを言わなくても、少しでも態度や表情にでればアウトです。
また資格は取得していなくても実務経験があるから問題ないといった傲慢さも控えるべきです。
もし仮に、実務経験があってそれ相応の知識があったとしても謙虚であるべきです。
なぜなら団体職員採用試験では、協調性や謙虚さがかなり重要視されるからです。
あいまいな回答
「将来的に資格取得したいと思います」や「入職後に頑張ります」などといった漠然としたあいまいな回答はNGです。
本当に入職したい、その職種で仕事をやりたい熱意があれば既にその勉強を始めているはずだと面接官は考えます。
今現在、行動に移していない時点で熱意が低いと思われてしまいます。
あいまいな回答は避け、今勉強している、いつまでの資格取得を目指しているなどもっと具体的な計画を面接官に伝えるようにしましょう。
言い訳をする
言い訳をする人は、まず採用されることはないと思ってください。
「激務で勉強する時間がなかった」、「家庭の事情で資格取得に時間を当てれなかった」、「あと○点だけで足りず合格できなかった」などの言い訳は絶対に止めましょう。
言い訳をする人という印象を持たれてしまうと、実務でもこうなのかと思われてしまいます。
そして、文句や言い訳を何かと言って円滑に仕事が進まないイメージを持たれます。
面接官が聞きたいのはあなたの言い訳ではく、今後どうなりたいかです。
あなたがどのように計画し、どう成長しようとしているのかを知りたいのです。
この部分を勘違いしないように注意しましょう。
転職活動中の方へ
転職活動は準備が重要です。
そして転職活動ができる環境づくりが大切です。
以下の記事には、団体職員になるにあたって、転職活動する前に準備するべき4つのことについて解説しています。団体職員に転職したい方は、是非ご覧ください。
» 団体職員になる!転職活動する前に準備するべき4つのこと。
転職活動はいかに準備しておき、タイミングを逃さないかがカギになります。
気になる求人が出れば、すぐ動けるように準備しておきましょう。
団体職員年収例の比較とまとめ
団体職員の年収例については、以下にまとめています。
民間給与との比較や具体的な年収例の一覧をまとめいますのでご覧ください。
まとめ
今回の記事は「当法人の応募条件を満たしていませんが、どのようにお考えですか?」の回答例について解説しました。
- 人事の本音、質問意図
- 許容範囲内ではあるため面接まで進んでもらった。
- 足りていない部分に対する具体的な計画を聞きたい。
- 当法人で働きたいという意欲や将来性を知りたい。
- 回答のポイント
- 面接官を安心させる
- 今後の計画を伝える
- NG回答と注意点
- 開き直った回答
- あいまいな回答
- 言い訳をする
面接官の心理としては「応募条件を完全に満たしていないが、ポテンシャルなどを考慮すると気になるから面接に呼んでみた」です。
そのため面接の内容次第では、採用されることも十分考えられます。
面接官は、採用後に活躍してくれるのか、そして成長し続けてくれるのかを不安視しています。
あなたはそんな面接官の不安を払拭させてあげなければなりません。
それには、あなたの計画とその熱意が伝わらなければなりません。
団体職員採用試験には、内定をもらうための特有なコツがあります。
その他にも、採用試験対策をこちらにまとめていますので合わせて参考にしてみてください。
それではまたの記事で。