団体職員採用試験面接対策|苦手な人とはどう接する?回答例

採用試験対策

転職面接で「苦手な人との接し方」について質問された時の回答例やポイントが知りたい。
その質問意図は何なのか。
NG回答や注意点はあるの?
ネガティブな話をしていいの?

今回は、このような疑問やお悩みをお持ちの方のための記事です。

この記事で分かること
  • 「苦手な人や合わない人との接し方」の質問意図、理由
  • 回答例とポイント
  • NG回答、注意するべき点

本記事では、団体職員採用試験の面接で聞かれる「苦手な人や合わない人とはどのように接していますか」の質問意図と回答例について解説しています。

働いていると職場には必ず苦手な人や合わない人が必ずいるものです。
それはどんな人でも、経験したことがあるでしょう。

学生であれば接しないようにすればそれで済むことですが、仕事ではそうはいきません。
一緒に仕事し、やり取りしなければならない場面も多々あったりします。
ではその場合、あなたは社会人としてどんな行動を取ってきたのか。

本記事では、面接官にどう伝えれば評価されやすいのか、またポジティブな印象を与えやすいのかをポイントや回答例を交えて分かりやすく解説しています。

団体職員採用試験に合格するためには、コツがあります。
答え方が分からない方や面接で失敗したくない方は、是非参考にしてみてください。

それでは解説していきます。

面接官からの質問

  • 苦手な人や合わない人とはどのように接しますか。
  • 気が合わない人とはどう接してきましたか。
  • ソリが合わない人とはどのように接してきましたか。

質問の意図・理由

  • 応募者の人柄を知りたい。
  • 本音と建前を使い分けれるか。
  • 感情の浮き沈みが激しくないか。
  • 人間関係における対応力を知りたい。
  • 異なる価値観の中でも働いていけるか。

回答例

回答例

【①結論】
私は苦手な方や合わない方であっても、先入観にとらわれず相手の価値観や行動・言動をまずは受け入れてコミュニケーションを取るようにしています。

【②理由】
なぜならば、自分と意見や価値観が合わない人は、それだけ私とは違った別の視点を持っている可能性があるからです。

【③具体的】
実際これまでにも、私一人では気付けなかった問題や課題を、違う価値観の人の意見で気付かせてもらったことがあります。

【④まとめ】
これまでの経験から、例え苦手な人や合わない人であっても相手の意見をまず受け入れてみることを私は大切にしています。そして先入観にとらわれず聞き役に徹することで相手のポジティブな部分を受け入れ、円滑に仕事ができるように務めています。

回答のポイント

  • まず「①結論」から述べる。
  • PREP法を使うと伝わりやすい。
  • 自分なりの対処法がある。
  • プラスの印象でまとめる。

結論から述べる

面接で質問されたことに対する回答は、まず結論から述べてください。
これを徹底するだけでも、相手への伝わり方はかなり良くなります。

回答は結論から伝える。
これは絶対に覚えておきましょう。

結論が分かれば、例え少々説明が荒くても聞いている面接官が自分の脳内で勝手に補完しながら説明を聞いてくれます。

それは、ゴールが分かっているからできるのです。
話のゴール(オチ)を示すことは、非常に重要です。

PREP法を活用する

結論から説明すると面接官に伝わりやすいと説明しましたが、PREP法を使うとより言いたいことや説明したいことが伝わりやすくなります。

PREP法とは、

  • ① Point(結論)
  • ② Reason(理由)
  • ③ Example(具体例)
  • ④ Point(結論、まとめ)

の略で「わかりやすく相手に伝えるための法則」であります。

上記で挙げている回答例も実は、PREP法を用いて説明しています。
この法則、テンプレートに沿って説明するだけで相手に伝わりやすくなります。

話や説明するのが苦手な人は、この①→④の順番を是非覚えてください。
この順番で話をするだけで、面接官への伝わり方は大きく変わることになります。

対処法を示す

面接官から質問されているのは「苦手な人とどう接するか」です。
その対処法を聞かれているわけですから、あなたならどうするかを答える必要があります。

長々と説明しても、結局どう対処しているのかが伝わらなければ意味がありません。
むしろプレゼン能力が低いと判断されてしまう可能性もあります。

かならずどのように対処しているのか、あなたなりの対処法を示すようにしてください。

プラスの印象で終える

この手の質問は、ネガティブな話になりがちです。
そのため、一歩間違えればその場の空気を悪くしてしまいかねません。

そうならないためにも必ずプラスの印象、ポジティブな印象でまとめるようにしましょう。
こう対処することで、苦手な人とでも円滑に仕事が進められることが重要です。

批判的な内容で終わったり、その対処法では解決に結びついていないと面接官に思われてしまわないように注意する必要があります。

この人ならきっと苦手な人と一緒に仕事することになっても乗り越えられるだろう。
そう面接官に思われるよう回答例の構成を参考にアピールしましょう。

NG回答と注意点

  • 苦手な人がいません。
  • 苦手な人と関わらないようにする。
  • 本音で話過ぎる

苦手な人がいない

苦手な人がいないのは理想的ですが、それでは現実性に欠けます。
それでは嘘を付いていると思われたり、面接の準備をしていないと思われます。

苦手な人は誰しもいて、そのような場面を経験しています。
そのため苦手な人がいること自体が、マイナス要素ではないのです。

苦手な人やソリが合わない人と仕事を一緒にする場合、どう対処するか。
面接官はその点が気になっているわけです。

質問の意味を理解し、回答できるようにしましょう。

関わらないようにする

苦手な人と関わらないする。
物理的にコミュニケーションを取らないようにすれば、意見がぶつかり合うこともないでしょう。

しかし、仕事となるとそうはいきません。
上司や部下や同僚、場合によっては取引先の方とも、例えどんなに苦手な人であっても一緒に働いたりやり取りしなければならないことがあります。

要するに回答として、「関わらないようにする」では答えになっていないのです。

特に団体職員採用面接で、この回答をすると採用される可能性がかなり低くなります。
団体職員には、協調性や協働力が求められます。

それは関係各位と協力し合って働く機会が多く、団体組織自体が少数精鋭の限られた数の職員たちで構成されていることが多いからです。

そのため、たった一人の言動や行動でその和が乱れてしまうことに非常に敏感です。
少しでもそのような傾向があると不安視されると、内定は遠のくと思っていてください。

団体職員にとってコミュニケーションスキルはそれ程大事なのです。

本音で話過ぎる

誰だって苦手な人はいるのだからと、本音過ぎる意見やネガティブな意見をストレートに表現する人がいますが、これは避けた方が良いです。

面接官も話を聞きながら、「こうは言っていても建前上話しているのだろう」と頭の中ではある程度理解しながら聞いています。

嘘をつかないことは大事ですが、だからといって本音でズバズバ言うことが絶対に正しいかと言われるとそうでもありません。伝え方一つで相手に与える印象を和らげることもできます。

面接でストレートに本音で答えようとする方は、実務でもそういった努力や相手への配慮が欠ける仕事をしてしまうのではないかと懸念されてしまいます。

面接官は質問を通してそういった側面もよく観察しています。
ちなみに本音と建前を使い分ける力は、団体職員として絶対求められる能力の一つです。

転職活動中の方へ

転職活動は準備が重要です。
そして転職活動ができる環境づくりが大切です。

以下の記事には、団体職員になるにあたって、転職活動する前に準備するべき4つのことについて解説しています。団体職員に転職したい方は、是非ご覧ください。

» 団体職員になる!転職活動する前に準備するべき4つのこと。

転職活動はいかに準備しておき、タイミングを逃さないかがカギになります。
気になる求人が出れば、すぐ動けるように準備しておきましょう。

まとめ

今回の記事は、団体職員採用試験の面接で質問される「苦手な人や合わない人とはどのように接していますか」の回答例とそのポイントについて解説しました。

記事のまとめ
  • 回答のポイント
    • 結論から述べる
    • PREP法を活用する
    • 対処法を示す
    • プラスの印象で終える
  • NG回答と注意点
    • 苦手な人がいない
    • 関わらないようにする
    • 本音で話過ぎる

職場に苦手な人がいる、またはいた経験がある。
これは誰しも同じ経験をしたことがある共通の話題です。
そして、働いている以上必ず直面する問題です。

面接官はその回答から、その人の人柄や対応力を見極めようとします。
団体職員採用面接では、特に使うべきではない表現や回答が存在します。
考え方や伝え方一つで、相手に映る印象や自分の心意気は変るものです。

相手を変えるのではなく、回答例のように自分を変えてみるのも一つの手です。
そして団体職員には、このような能力が求められています。

団体職員採用試験には、内定をもらうための特有なコツがあります。
その他にも採用試験対策を、こちらにまとめていますので合わせて参考にしてみてください。

それではまたの記事で。

団体職員の募集が多い求人サイト

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