転職面接の質問で、最近の興味や関心事について聞かれた時の回答例が知りたい。
その質問意図も知りたい。
NGな回答があれば事前に知っておきたい。
今回は、このような疑問やお悩みをお持ちの方のための記事です。
- 最近の興味や関心事について聞かれる質問意図・理由
- 回答例とポイント
- 注意点とNG例
本記事では、面接で聞かれる「最近の興味や関心があることについて教えてください」の質問意図と回答例について、団体職員採用試験ならではの解説しています。
面接官がなぜこの質問をするのか。
そこを想像できるかできないかで結果は大きく変わってきます。
本記事では、その他にも回答を避けるべきNGジャンルについても説明していますので、面接で失敗したくない方は、是非参考にしてみてください。
それでは解説していきます。
面接官からの質問
- 最近の興味や関心があることを教えてください。
- 今、一番関心あることは何ですか。
質問の意図・理由
- 情報感度の高さを知りたい
- 問題意識の高さを知りたい
- 人柄や価値観の確認
- 社会への関心度の確認
回答例
回答例
【①はじめに結論を述べる】
私が今関心あることは、企業のDX化です。
【②そう感じた理由】
新型コロナウイルスの影響で、働き方改革やテレワークの推進など各企業が対策に講じたと聞いています。しかし、まだまだ対策が不十分な企業や組織も多く存在するとニュースでは報じられており、強い関心を持ちました。
【③自分の意見や考え】
私の前職は、まさにこのような問題を解決する仕事で、IT環境が十分ではない環境で働かれている人たちを多く見てきました。そのような実態を実際に肌で感じて思うことは、IT化やDX化に終わりはないということです。「新しいシステムを入れたから便利になって良かった」で終わらないことです。常に進化や改善が必要で、より効率的に仕事ができる環境を模索する必要があると思います。これはどんなの仕事にも当てはまる大切なことだと考えています。
【④転職理由や抱負に絡めまとめる】
〇〇の仕事には、答えのないような問題や課題が沢山あるのではないかと想像しています。私は、常に問題意識を持つことで改善余地がないのか考え解決していくことで、〇〇業界や社会に貢献できるよう精進して参りたいと思います。
回答のポイント
答えるべき内容の選定
答えるべき内容を選定することが大切です。
後述していますが、答えるべきではないジャンルのニュースなども存在します。
どんな話題やニュースがウケがいいのか考える必要があります。
話しやすい内容を分けると以下となります。
- 社会・経済に関する話題
- その業界に関する話題
業界に関する話題は、面接官も同じような関心や課題を抱えている可能性が高いため、話も弾み好印象を与えやすい傾向があります。
ただし、面接官はその業界のプロでありかなり詳しいことが予想されます。
最低限の知識や業界の枠組みを理解しておかなければ話が噛み合わなくなるので、事前の準備をしっかりと行うようにしましょう。
構成と順序を意識する
回答のポイントは、話す内容の構成と順序を意識することです。
内容が決まっても、伝え方や話す順番を誤ると高評価を得られずらくなります。
まず、①「結論」→ ②「理由」→ ③「自分の」の順に説明するように心がけてください。
簡潔に分かりやすく伝えることが大切です。
まとめで差を付ける
質問に対する回答としては、①〜③まででも問題ありません。
もし他の応募者と差を付けたい場合は、④「転職理由や抱負に絡めまとめる」の内容まで考えておくことをおすすめします。
転職理由や将来の抱負に絡めることで、説得力や熱意が増します。
この質問はあくまで最近の興味や関心事なので、あまり長々と説明することは避けてください。
こちらからは軽く触れる程度にし、さらに質問されたら答えられるようにしましょう。
注意点とNG例
思想や信条に関する話題
この質問に限らず、面接で政治や宗教などの思想・信条について意見することは控えるべきです。
答えた時点で、内定から遠ざかる可能性が高いです。
これは団体職員への転職に限らず、すべての転職活動で共通することです。
事件に関する話題
事件に関する話題の多くはネガティブな内容になります。
そういった意見を伝えられても、面接官としては回答に困ります。
話も広げづらく、思い返すとネガティブな印象しか残っていない可能性もあります。
不快感が残るような話題は避けが方が無難です。
ギャンブルに関する話題
ギャンブルを趣味にしている人は多くいます。
面接官の中にもギャンブル好きな人はいるでしょう。
ただしこの場は面接です。
何事も本音と建前が必要です。
採用選考で不安に思われる要素はなるべく減らすことをおすすめします。
プライベートな話題
自分のことや他人のプライベートな話題は、面接が知りたい情報と乖離しています。
例えば友人間の話や恋愛、有名人のゴシップ話などは、直接仕事と関係のない話題です。
多くの面接官が知りたいのは、社会問題などに対するあなたの考えです。
こちらが聞きたい内容に対して、方向性の違う回答をされると、実務でもこうなのかと不安に思われてしまう可能性が高いでしょう。
昔の話題
あまりにも昔の話題を関心事として挙げるのは避けたほうがよいです。
情報感度という意味でも疑問に思われますし、普段から社会問題に興味がないのかと思われます。
団体職員の仕事は、社会のルールや時代の変化を見据え、その業界団体の方向性を考えていく仕事でもあります。
今の時代を敏感に捉え、未来の世界を想像できる人材の方が高評価に繋がります。
自分の考えがない話題
最近話題のニュースであったり、問題であるかといって安易に挙げるべきではありません。
そこに自分の考えがなければ、その言葉は面接官に響かないでしょう。
それだけでなく、情報収集能力やプレゼン力が低いと判断されかねません。
伝え終わると、改めて1つ2つの質問があるはずです。
自分の考えがないと、見当違いなことを言ってしまったり、そもそも質問の内容が分からなかったりする恐れもあるため、中途半端な知識は話さないように注意しましょう。
転職活動中の方へ
転職活動は準備が重要です。
そして転職活動ができる環境づくりが大切です。
以下の記事には、団体職員になるにあたって、転職活動する前に準備するべき4つのことについて解説しています。団体職員に転職したい方は、是非ご覧ください。
» 団体職員になる!転職活動する前に準備するべき4つのこと。
転職活動はいかに準備しておき、タイミングを逃さないかがカギになります。
気になる求人が出れば、すぐ動けるように準備しておきましょう。
まとめ
今回の記事は、面接で聞かれる「最近の興味や関心があることを教えてください」の回答例とそのポイントについて解説しました。
- 回答のポイント
- 答えるべき内容の選定
- 構成を意識する
- まとめで差を付ける
- 注意点とNG例
- 思想や信条に関する話題
- 事件に関する話題
- ギャンブルに関する話題
- プライベートな話題
- 昔の話題
- 自分の考えがない話題
この質問に対するあなたの回答で、面接官はあなたの人柄や価値観も知ろうとします。
情報感度の高さや社会への関心度だけを確認しているのではありません。
仕事を進める上で、本音と建前は非常に重要です。
こういったことが苦手な人もいるでしょうし、私もその気持は分かります。
しかし、団体職員は様々な関係各位と協働する機会が多いため、面接官からするとこういった点にも問題のない人を好む傾向にあります。団体職員の面接では、どんな質問でも常に人柄をチェックされていると思うことが大切なのです。
団体職員の採用試験には、内定をもらうための特有のコツがあります。
その他にも採用試験対策を、こちらにまとめていますので合わせて参考にしてみてください。
それではまたの記事で。