団体職員採用試験面接対策|事務職の失敗体験に関する回答例

採用試験対策

転職面接で「仕事での失敗体験」を質問された時の回答例が知りたい。
その質問意図は何なのか。
NG回答や注意点はあるの?
事務職での失敗経験の答え方を知りたい。
どんな失敗を選んで答えればいいのか。

今回は、このような疑問やお悩みをお持ちの方のための記事です。

この記事で分かること
  • 「仕事上での失敗体験」についての質問意図、理由
  • 回答例とポイント
  • NG回答、注意するべき点

本記事では、団体職員採用試験の面接で聞かれる「あなたの失敗体験について話を聞かせてください」の質問意図と回答例について解説しています。

仕事をする以上、ミスや失敗は誰しもが経験したことがあります。
会社に大きな損害を与えるような失敗から、自分だけで解決するような失敗まで実に様々な失敗があると思います。

本記事は、そんな過去の失敗経験を面接でプラスに活かせる内容となっています。
回答例では、前職が事務職だった場合を想定して作成していますが、ポイントや注意すべき点はどんな職種にも応用が効くよう解説しています。

失敗体験でもポジティブな印象を与えたい、面接で失敗したくない方は、是非参考にしてみてください。

それでは解説していきます。

面接官からの質問

  • 仕事上での失敗体験について教えてください。
  • これまでの仕事での失敗体験を何か1つ教えてください。
  • どのような失敗体験を得ましたか。
  • あなたの失敗体験について話を聞かせてください。

質問の意図・理由

  • 失敗をどう乗り越えてきたかの対応力を知りたい。
  • 仕事のスタンス、捉え方を知りたい。
  • ストレス耐性はあるのか。
  • 素直さと柔軟性はあるのか。
  • どんな人柄か。

回答例

回答例

【①結論】
前職の話になりますが、仕事を引き受け過ぎた失敗体験があります。

【②具体的な内容】
二人の上司から別々の仕事〇〇を任された際、仕事量を深く考えず両方の仕事を引き受けてしまいました。しかし、想像以上に仕事のボリュームが多く期日に間に合わないことが分かりました。結果、期日直前になって周りに手伝ってもらうことになってしまったことがありました。

【③失敗した原因・理由】
複数の仕事を引き受けることは問題ないと思います。問題はそこではなく、仕事量を見誤りスケジュール調整ができていなかったことです。もし、仕事のボリュームと自分のキャパシティを正確に把握していれば、このような失敗は起きなかったと思います。

【④失敗への対応】
現在は、仕事を引き受ける際は仕事のボリュームを確認し、必ず納期日程を調整・提案するようにしています。そして、初めてする仕事については仕事のボリュームが不透明な部分もあるため、途中経過を報告し、自分だけで解決できない問題があれば速やかに上司に相談するようにしました。

【⑤改善の結果】
私はこの失敗経験から、仕事量と自分のキャパシティを把握する大切さを学びました。そして仕事を一人で抱え込まず、問題点は上司に相談し円滑に仕事が進めるように務めました。仕事の手順や仕組みを見直すことで結果、以前よりもスムーズに仕事が進み、期日直前で周りに手伝ってもらうなどの慌ただしくなることもなくなりました。

回答のポイント

  • ①結論から説明し、その後②→③→④→⑤の順で説明
  • 話の構成は、失敗の経験①②→原因を克服③④→成長⑤
  • 具体的な内容や裏付けを説明。
  • 失敗体験から何を学べ成長したか。
  • まとめはポジティブな印象に。

結論から説明

説明する時は、まず結論から伝えるようにしましょう。

結論から伝えると、面接官はこれからこの話の説明をするんだなと理解しやすくなります。
どんなに素晴らしい成功体験を経験していてもそれがうまく伝わらなければ意味がありません。

どうすれば相手に伝わりやすいのかを考えて質問に答えるようにしましょう。

話の構成を意識する

話の構成にストーリー性を持たすことを意識しましょう。
ここでは、失敗で終わらさず、その失敗を克服し成長したことに意味があります。

どんな失敗をし、その原因は何だったのか、そしてどのように克服し、成長に結び付けることができたのかが重要です。

具体的な内容の説明

話にはある程度の信憑性が必要です。

事細かに全て説明する必要は決してありませんが、5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)を意識すると答えやすくなります。

面接官がその成功体験が起きたシーンを思い浮かべられることを意識してみてください。

失敗から何を学んだか

あなたが失敗から学んだことは結局何だったのか。
失敗を単なる失敗に終わらせてしまうと、成長できません。

採用担当者や面接官は、入職後も成長し続ける人材を求めています。
失敗をどのように成長や今後のチャンスに変えていける人なのかを見極めています。

何を学んで、次の仕事にどう活かせるのかを伝えるようにしましょう。

まとめはポジティブに

失敗を経験し、克服した結果、どう成長したのか。
失敗を経験しただけの話で終わると単なるネガティブな話で終わってしまいます。

その失敗経験から得たものをどう活かせるようになったのか、そして、結果どのような効果が表れるようになったのか最後はポジティブな内容でまとめて伝えましょう。

ここでの質問は、失敗で終わらせずどう克服し成長したのか、その過程と結果が大事なのです。

NG回答と注意点

  • 影響が大きすぎる失敗談
  • 周りのせいにする
  • 失敗談を笑いにもっていく
  • 失敗体験がないはNG

影響が大きすぎる失敗談

影響が大きすぎる失敗談は避けるべきです。

例えば会社の倒産や、会社の機密情報に関係するような話は避けるべきです。
私の〇〇が原因で倒産したなどの話を聞くと、採用したいと思う人はかなり限られしまいます。

また会社の機密情報や個人情報を流失してしまったなどの失敗も、また同じような失敗を起こす可能性があるのではないかと不安に思われてしまいます。

周りのせいにする

失敗を周りや人のせいにすることはNGです。

面接の場であからさまに周りのせいにする人はいないと思いますが、面接官が少しでもそう捉えられると実務でもそういう人なのかもと印象を持たれてしまします。

仕事には素直さと謙虚さが大切です。
団体職員の面接では、特にこの人としての資質が求められます。

失敗は失敗と認め、間違えたことを改善する対応力こそが重要なのです。
ごまかそうとする姿勢から高評価は得られません。

笑いの要素が見える

失敗談をポジティブな印象に持っていこうとする余り、笑いの要素が見えてしまうことがあります。

本人としては、悪気はないんでしょうが、面接官から見ると緊張感にかけ、真剣に入職したい気持ちがないのではないかと捉えられてしまいます。

また、実務でもTPOをわきまえられない人なのかもと思われ、不安視されます。
過ぎ去った過去の失敗であっても、真摯に反省している姿勢は見せておいた方が良いです。

話の方向性を間違えないように、事前に話しの構成は考えておきましょう。

失敗談がないはNG

誰だって失敗は経験があります。それは誰しも共通の認識です。
そのような中、失敗談がないというのはNGです。

自分を良く見せようとしているのか、自信があることアピールしたいのか人それぞれの考えがあるかもしれませんが、面接官からの印象は悪くなります。

面接官によっては、コミュニケーション能力に問題がある思われてしまう可能性もあります。
失敗を認める素直さがあれば、周りとの関係性も築きやすくなります。

失敗を認められない人と一緒に働くことについて、明るいイメージを持てない思います。
ポジティブな印象でイメージできないということは、するべき回答ではないということなのです。

転職活動中の方へ

転職活動は準備が重要です。
そして転職活動ができる環境づくりが大切です。

以下の記事には、団体職員になるにあたって、転職活動する前に準備するべき4つのことについて解説しています。団体職員に転職したい方は、是非ご覧ください。

» 団体職員になる!転職活動する前に準備するべき4つのこと。

転職活動はいかに準備しておき、タイミングを逃さないかがカギになります。
気になる求人が出れば、すぐ動けるように準備しておきましょう。

まとめ

今回の記事は、団体職員採用試験の面接で質問される「あなたの失敗体験について話を聞かせてください」の回答例とそのポイントについて解説しました。

記事のまとめ
  • 回答のポイント
    • 結論から説明
    • 話の構成を意識する
    • 具体的な内容の説明
    • 失敗から何を学んだか
    • まとめはポジティブに
  • NG回答と注意点
    • 影響が大きすぎる失敗談
    • 周りのせいにする
    • 笑いの要素が見える
    • 失敗談がないはNG

この質問で自分を必要以上に良く見せよう、格好良く見せようとするのは逆効果になります。

失敗は失敗として認められる、素直さや謙虚さが大切です。
その上で、どう克服し自分が成長できたのかを説明しましょう。

面接の場で周りや人のせいにしたり言い訳するのは、論外です。
これは団体職員に限らず、どんな職種の面接でもそうです。

面接では、その答え方や内容からその人の仕事のスタンスや柔軟性も見極めようとします。
この質問では特にその意味が強く含まれていますので、しっかり対策しておきましょう。

団体職員採用試験には、内定をもらうための特有なコツがあります。
その他にも採用試験対策を、こちらにまとめていますので合わせて参考にしてみてください。

それではまたの記事で。

団体職員の募集が多い求人サイト

求人情報」では、団体職員に特化した求人情報をまとめていますのでご活用ください。

タイトルとURLをコピーしました