質問意図を知りたい。
回答のポイントや注意点にはどんな点があるのか。
今回は、このような疑問やお悩みをお持ちの方のための記事です。
- 質問の意図
- 回答例
- 回答のポイント
- NG回答と注意点
本記事では、団体職員採用試験の面接で質問される「どんなサークル活動や部活動をされていましたか?」の回答方法について解説しています。
就活や転職活動でもこの質問をされたことがある人は多いと思います。
特に新卒採用の面接では、ほぼこの質問はされるものです。
では一体、この質問にはどんな意図があるのか。
そして、面接官は何が知りたいのか。
本記事では、その回答例や回答のポイントについて説明しています。
そして、NG回答や注意点についても紐解いています。
それでは解説していきます。
面接官からの質問
- どんなサークル活動をされていましたか?
- どんな部活動をされていましたか?
- サークル活動は何かされていましたか?
人事の本音、質問意図
- 集団での活動経験はあるか。
- チームワークに対してどんな考えを持っているか。
- コミュニケーション能力がどの程度あるか。
回答例
サークル活動ありの場合
私は、〇〇サークルに所属していました。
部員数は15名程の小さなサークルでしたが、非常に活気があり、結束力の強い仲間たちと一緒に活動することができました。
このサークルに興味を持った理由は、△△でした。入部当初は、右も左も分からず不安もありましたが先輩方ともすぐ仲良くなれ、とてもいい環境でサークル活動が行えたと感じています。
そのような経験を踏まえて私たちが先輩の代になった際は、後輩たちにも同じような思いをしてもらいたいと思い、できるだけ打ち解けてもらえるようイベントを開催したりと計画を立てて実行してきました。
結果、非常にまとまりのよいサークルを維持することができ、人との関係一つで組織の団結力が大きく変わることを実感できました。
この経験は、今後も活かしていきたいと考えています。
サークル活動なしの場合
私は大学生活でサークル活動などに所属していませんでした。
理由は、学業と学費を稼ぐことに力を注いでいたからです。
学業では、4年間で2つの資格を取得することができました。どちらも国家資格で、難易度も高かったため努力が実を結びよかったと思っています。
また学費を稼ぐためにアルバイトを行っていましたが、授業料以外の生活費は4年間自分で賄うことができました。
アルバイトは飲食店の厨房で料理をしていました。はじめは、簡単な仕込みから仕事を覚えていき、先輩方から教えていただきながら徐々に包丁も握らせて貰うようになりました。
大学生活では、学問を学ぶこと以外にもアルバイトを通して人とのコミュニケーションや集団生活における調整力の大切さも学んできました。
これらの経験は、私の人生にとって非常に大きな存在になる4年間でした。
回答のポイント
- 集団の中でのあなたの役割
- 何を学んだか
- 簡潔に答える
回答例では、サークル活動があった場合となかった場合の2パターンを挙げました。
どちらにも共通する点は、あなたがそこから何を学んだかを伝えていることです。
面接官がこの質問をしたということは、少なからず集団の中でのあなたの行動や立ち回りを知りたいと考えています。
サークル活動をしていた場合は、あなたはその中でどんなことを考え、どんな行動をして、そこから何を得たのかを伝えなければなりません。
また、サークル活動をしていなかった場合、なぜサークル活動をしていなかったのか、そして、他に集団生活の中で活躍する機会があったのかどうかを伝えてあげるとよいです。
回答のポイントとしては、その点を簡潔に答えることです。
そして、面接官が疑問を解決してあげることが大切です。
NG回答と注意点
- 個人活動のみ焦点を当てる
- 過大評価や嘘を付く
- 自慢話で終わる
繰り返しになりますが、この質問の裏には集団生活の中でのあなたを知りたいという意図が隠されています。
ですから、個人活動のみに焦点を当てるのは避けたほうが無難です。
例えば陸上のような個人種目で輝かしい成績を残していたとしても、それとは別に監督との関係や先輩後輩など仲間とのエピソードを盛り込んで伝えた方が印象は良くなります。
なにより、あなたの人柄が伝わりやすくなります。
決して、過大評価したり嘘を付かないようにしましょう。そういった過去の成績や部内での役職などに焦点を当てすぎると、自慢話で終わってしまう可能性があります。
もちろん結果を出せたことは素晴らしいことですが、面接官が知りたいのはむしろそのプロセスであり、集団の中でのあなたの立ち回りや考え方の方なのです。
転職活動中の方へ
転職活動は準備が重要です。
そして転職活動ができる環境づくりが大切です。
以下の記事には、団体職員になるにあたって、転職活動する前に準備するべき4つのことについて解説しています。団体職員に転職したい方は、是非ご覧ください。
» 団体職員になる!転職活動する前に準備するべき4つのこと。
転職活動はいかに準備しておき、タイミングを逃さないかがカギになります。
気になる求人が出れば、すぐ動けるように準備しておきましょう。
団体職員年収例の比較とまとめ
団体職員の年収例については、以下にまとめています。
民間給与との比較や具体的な年収例の一覧をまとめいますのでご覧ください。
まとめ
今回の記事は「どんなサークル活動や部活動をされていましたか?」の回答例について解説しました。
- 人事の本音、質問意図
- 集団での活動経験はあるか
- チームワークに対してどんな考えを持っているか
- コミュニケーション能力がどの程度あるか
- 回答のポイント
- 集団の中でのあなたの役割
- 何を学んだか
- 簡潔に答える
- NG回答と注意点
- 個人活動にのみ焦点を当てる
- 過大評価や嘘を付く
- 自慢話で終わる
面接官が知りたいのは、集団の中でのあなたです。
このことを意識して回答する必要があります。
ですから、回答はそんな集団の中でのあなたの立ち回りが想像できるような回答をしなければなりません。そしてそこから何を学び、何を得られたのか。
決してただの自慢話で終わってはいけません。
その結果がなぜ得られたのか、そこにどのような人との関係があったのか。
そんな話を聞きたいと面接官は思っています。
団体職員採用試験には、内定をもらうための特有なコツがあります。
その他にも、採用試験対策をこちらにまとめていますので合わせて参考にしてみてください。
それではまたの記事で。