転職後の1〜3ヶ月に注意する点はあるのか。
業務効率が悪いが指摘してよいものか。
前職の方がよかったかも。
どんどん意見をを言ってよいのか。
今回は、このような疑問や不安をお持ちの方のための記事です。
- 入職1〜3ヶ月に注意するべきこと
- 人間関係で躓かないためにすること
本記事では、団体職員として入職後1〜3ヶ月に注意するべき6つのことについて解説しています。
3ヶ月経つと、職場の雰囲気もなんとなく掴めてくるものです。
入職直後に比べ少し慣れてきている時期だと思います。
しかしまだまだ油断は禁物です。
少し慣れてきた時期こそ気を引き締める必要があります。
職場の人との信頼関係は、一歩ずつ積み上げていくべきです。
なにも焦る必要はありません。
団体職員という特殊な環境下で、失敗したくない人は是非参考にしてみてください。
それでは解説していきます。
入職後1〜3ヶ月に注意すべき6つ
違和感は一旦受け入れる
このやり方なんかおかしい・・・。
効率が悪いと思うんだけど・・・。
新しい職場に入ると上司や同僚の仕事ぶりを見てこのように思う場面が出てきます。
特に一般の会社から団体職員に転職された方はこのように思う可能性が非常に高いです。
前職とのギャップがあればあるほどそう感じるでしょう。
しかし、会社や上司に指摘するのは我慢することです。
その違和感はまず受け入れましょう。
あなたが感じた違和感やギャップは、おそらく改善した方がよいことだと思います。
会社に染まっておらず新鮮な目線で見たからこそ気づけた違和感です。
それは会社に貢献できるポイントになる可能性もあります。
しかし、入職早々に指摘してしまうと、それまでそのやり方を築き上げてきた人からすると気分の良いものではありません。
中には上から目線で否定してきたと感じる人もいるでしょうし、言い方次第では馬鹿にされたように受け取る人もいるかもしれません。
団体職員は保守的な人が多く、変化を嫌う傾向があります。
またそういった団体、法人が多いです。
団体職員、多くの法人は10年〜20年程度遅れていると思っていてください。
仕事の仕組みやシステムが遅れている理由はこのような点にあります。
少し大げさのように感じるかもしれませんが、その感覚で丁度よいです。
もし入職してそんなことなければラッキーです。
改善策を提案するのは、仕事を覚えて職場に溶け込んでからにしましょう。
始めのうちは仕事を振られたり、意見を求められてから提案することが無難です。
聞き上手を心がける
世の中には、話し上手な人と聞き上手な人がいます。
どちらもすぐれた才能で持ち合わせていて損なことはないでしょう。
新しく働き出した時、これらの能力は活かされます。
では、入職3ヶ月の段階でいったいどちらの能力の方が必要なのか。
答えは聞き上手な能力です。
今は仕事のやり方をどんどん覚える時期です。
先輩職員や同僚に追いつくためには、早く効率よく仕事を覚えていく必要があります。
そのためには先輩職員の協力が必要不可欠です。
言い換えるといかに先輩から教えてもらえるかがポイントになります。
そのような状況にするには、聞き上手である必要があります。
話しやすい、教えたことを素直に聞き入れてくれる、話していて楽しい。
そういった感情を先輩が持てば、先輩も教えやすくより丁寧に教えてくれるはずです。
教え方一つでその理解度はまったく変わってきます。
先輩の力は活用しましょう。
では、どうすれば聞き上手になれるのか。
苦手な人もいると思います。
一番簡単なのは真剣に聞いていることを示すことです。
そして先輩の貴重な時間を自分にいただいていると感謝の気持ちで接しましょう。
そうすると自ずと先輩に対する言動や接し方も変わってくるものです。
上司の癖を把握する
十人十色、人それぞれ好みや意見が異なって、仕事のスタンスもまた人それぞれです。
直属の上司の癖や仕事のスタンスを把握するとは非常に重要です。
団体職の多くは年功序列のため、昇進に極端に大きな影響を及ぼす可能性は低いですが、それでも評価者であるのは直属の上司です。
面倒だと思うでしょうが、上司に気に入られなければ仕事はやりにくくなります。
直属の上司は言ってみれば、クライアントであり仕事の仕入先でもあるわけです。
クライアントや仕事の仕入先との関係が悪くなれば、仕事はなくなりますよね。
それと同じです。
上司の癖を見抜き、どのようなスタンスで仕事をしているのか見極めましょう。
報告、連絡、相談に厳しい上司もいれば、挨拶にうるさい上司もいます。
細かく進捗状況を求める上司もいれば、まとめて要点だけを伝えて欲しい上司もいるでしょう。
人の評価のポイントは千差万別です。
自分の上司がどこをポイントに評価しているのかを見極め、仕事することに注意しましょう。
前職や他社と比較しない
新しい職場に入職して考えがちなのが、前職や他の会社との比較です。
前職ではこうだったのに、それだったら転職しなければ良かった。
もう一つ内定もらってた方に転職しておいた方が良かったかも。
想像してたより雰囲気が合わない。
転職したての新しい職場に対し、誰しも多少の期待はあるはずです。
その期待が大きれば大きいほど、現実とのギャップに悩まされる場合があります。
特に給与関係などの待遇面や会社設備、人間関係に不満を感じるケースが多いでしょう。
しかし、どんな職場でもいい面と悪い面は存在します。
まだ入職したばかりです。
逆に前職にはない良い面が見えてくる時期でもあります。
今は人間関係を含め、円滑に仕事できる基盤づくりに注力しましょう。
素直さと謙虚さを持つ
中途採用で転職したとはいえ、入職3ヶ月程度の新人に変わりはありません。
いくら年齢を重ねていようが、前職での役職やキャリアがあろうが今は新人です。
素直さと謙虚さを持って上司や同僚と接しましょう。
大企業から団体職員になるケースも多々ありますが、決して驕ってはなりません。
大企業出身者に対する嫉妬心がある人もいるかもしれません。
もしあなたが高学歴であれば、そこに嫉妬心を抱く人もいるかもしれません。
素直に「教えて下さい」と伝え、間違えた場合は「申し訳ございません」と非を認めましょう。
素直さと謙虚さがあれば、極端に嫌われる可能性は低いです。
一つにひとつ着実に人間関係を築いていくことが大切です。
奇をてらわない
入職3ヶ月とはいえ、会議への出席を求められたりするケースがあります。
そして、そこで意見を求められることもあります。
その場での発言は慎重に言葉を選びましょう。
奇をてらった回答はなるべく避けることをおすすめします。
当サイトで何度も言ってますが、団体職員の多くは保守的です。
そのため組織自体も保守的な傾向がかなり強いです。
そのような環境の中、奇をてらった発言が出ると浮いた存在になりかねません。
これは団体・法人職の良くない体質の一つだと私は思います。
しかしこれが現実です。
まだ入職して間もない新人です。
その発言がその団体や業界、特定の人のアンタッチャブルな領域である可能性もあります。
単純にガツガツして煙たがられる場合もあるでしょう。
会議含め、今はその場その場の雰囲気を確かめる時間に当てましょう。
先輩がどのような役回りなのか、どんな行動をとっているのか確認する時間です。
いずれその役回りがあなたになる可能性があります。
そのことを念頭に入れて、観察することにしましょう。
転職活動中の方へ
転職活動は準備が重要です。
そして転職活動ができる環境づくりが大切です。
以下の記事には、団体職員になるにあたって、転職活動する前に準備するべき4つのことについて解説しています。団体職員に転職したい方は、是非ご覧ください。
» 団体職員になる!転職活動する前に準備するべき4つのこと。
転職活動はいかに準備しておき、タイミングを逃さないかがカギになります。
気になる求人が出れば、すぐ動けるように準備しておきましょう。
まとめ
本記事では、転職後1〜3ヶ月に注意するべき6つのことについて解説してきました。
- 違和感は一旦受け入れる
- 改善策を提案するのは、仕事を覚えて職場に溶け込んでから
- 聞き上手を心がける
- 聞き上手になると先輩の協力を得やすくなる
- 上司の癖を把握する
- 直属の上司は仕事の仕入先、評価ポイントを見極める
- 前職や他社と比較しない
- どんな職場でもいい面と悪い面は存在
- 素直さと謙虚さを持つ
- 素直さと謙虚さがあれば、極端に嫌われる可能性は低い
- 奇をてらわない
- 意図せずアンタッチャブルな領域に触れている可能性がある
働きだして3ヶ月すると、なんとなく職場の雰囲気は掴めてくるものです。
人間関係も良し悪しもだんだん見えてくるでしょう。
ようやく自分の仕事が何をすればよいのか分かってくる時期でもあると思います。
早く仕事を覚えたい。
同年代の同僚に追いつきたい。
このように思う人もいるかもしれません。
しかし焦って良いことは何もありません。
肩の力を抜いて、楽観的に仕事向き合うことをおすすめします。
団体職員という職種は、団体や部署によってはストレスと密接な場合もあります。
一つの人間関係の悪化で、最悪の職場環境になる可能性もあります。
まだ新人です。
今は直属の上司や、周りがどんな行動を取っているのか見て真似る時間です。
よく観察しましょう。
自分なりの色を出すのは職場に溶け込んでからです。
短距離走ではなく長距離走をイメージしましょう。
それではまたの記事で。